平成十一(1999)年度 日本佛敎學會年報 第六十五號
仏教における善と悪
本号掲載の論文は、すべて平成十一(1999)年10月16・17日の両日、駒沢女子大学を会場として開催された本学会の学術大会において発表されたものである。本号の編集事務は花園大学において行なった。
論文
題目 | 著者 | |
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日本文化と罪 ―天津罪と國津罪を中心に― | 千葉 公慈 | |
『現観荘厳論』から見た善と悪 | 谷口 富士夫 | |
日蓮における一闡提成仏と仏性 ―爾前無得道論を中心にして― | 関戸 堯海 | |
日蓮教学における善の問題 | 原 愼定 | |
親鸞における悪人正機説 | 矢田 了章 | |
禅宗における善と悪 ―大慧と道元を中心として― | 石井 修道 | |
中世寺院と「悪党」 ―高野山金剛峯寺の場合― | 山陰 加春夫 | |
中世初期叡尊門侶集団に見られる善と悪 | 蓑輪 顕量 | |
源信における善と悪 | 島 義徳 | |
悪死譚考 ―『日本霊異記』から『今昔物語集』へ― | 池見 澄隆 | |
日本における罪穢観と仏教 | 釋 真弥 | |
普敬認悪と一生造悪 ―中国における末法自覚の両面― | 織田 顕祐 | |
華厳教学における善・悪の問題 | 藤丸 要 | |
唐初期における五姓各別説について ―円測と基の議論を中心に― | 吉村 誠 | |
天台止観における善悪 ―第四業相境を中心として― | 荒槇 純隆 | |
天台教学における善悪の問題 | 塩入 法道 | |
初期仏教のコスモロジーと善悪 | 岡野 潔 | |
アーリアデーヴァの破邪顕正の理念 | 佐々木 恵精 | |
原始仏教における善悪 ―『法句』第183偈の意味するもの― | 片山 一良 | |
パーリ文献に現われたいわゆる「七仏通誡偈」 | 森 祖道 | |
Petavatthu註における善業と悪業 | 藤本 晃 | |
『瑜伽師地論』における善悪因果説の一側面 ―いわゆる「色心互熏」説を中心として― | 山部 能宜 | |
瑜伽戒における不善の肯定 | 藤田 光寛 | |
菩薩戒受戒儀式の一断面 ―アティシャの『儀軌次第』― | 宮崎 泉 | |
如来蔵系経典の宗教倫理構造 | 鈴木 隆泰 | |
『業施設』について | 福田 琢 | |
密教における善と悪 | 北村 太道 | |
仏教的世界観の体験と創造的体験 ―人と世界をつなぐ「感性」― | 秋田 貴廣 | |
中世イスラーム文献に見る仏教の善悪観 ―ラシード・アッディーンの『集史』に見る六道輪廻― | 榊 和良 | |
スリランカの仏教にみる善の実践 | 中野 良教 |
書誌情報
書誌名 | 平成十一(1999)年度 日本佛敎學會年報 第六十五號 仏教における善と悪 |
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発行 | 平成十二(2000)年05月25日 |
印刷 | 平成十二(2000)年05月20日 |
編集兼発行者 | 鷲阪宗演 京都市中京区西ノ京壺ノ内町8-1 花園大学内 |
印刷者 | 井上一 京都市中京区東洞院通三条上ル |
発行所 | 日本佛教学会西部事務所 〒604-8456 京都市中京区西ノ京壺ノ内町8-1 花園大学内 |
著作権 | © 2000. |
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