平成十二(2000)年度 日本佛敎學會年報 第六十六號
仏教をいかに学ぶか ―仏教研究の方法論的反省―
本号掲載の論文は、すべて平成十二(2000)年09月30日・10月01日の両日、広島大学を開催校、アステールプラザを会場として開催された本学会の学術大会において発表されたものである。本号の編集事務は大谷大学において行なった。
論文
題目 | 著者 | |
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オウム真理教は仏教か ―インド仏教研究に関する方法論的反省― | 桂 紹隆 | |
龍樹の二諦説への考察 | 小川 一乗 | |
「白象入胎」をめぐる有部と大衆部 | 西村 実則 | |
仏教における「平等」概念について | 河波 昌 | |
文脈からみた『法華義疏』 | 坂本 廣博 | |
仏教をいかに学ぶか ―真宗学の場合― | 紅楳 英顕 | |
真宗学の目的と領域 ―エンゲィジド・ピュアランド・ブディズムの探求― | 鍋島 直樹 | |
仏教研究における体験の意味 | 藤 能成 | |
浄土教研究についての一考察 | 髙城 宏明 | |
称名念仏とサクラメント ―方法論的こころみ― | 野村 伸夫 | |
禅学には方法論がありうるか? | Michel Mohr | |
仏教土着化に関する一試論 ―方法論を中心として― | 佐々木 俊道 | |
日本人はアイヌを改宗できたか ―信仰と地域の関わりを問う― | 佐々木 馨 | |
玉城康四郎博士の研究方法論と新教相判釈論 | 合田 秀行 | |
交換論としての“類比”の思想 ―マッソン・ウルセルと人類学― | 久保田 力 | |
仏教と言語知 | 上田 昇 | |
哲学のなかの仏教 ―法蔵の数論― | 田山 令史 | |
仏教学と図像研究 | 森 雅秀 | |
中村博士の空観研究における論理代数の限界 | 木村 俊彦 | |
日本近代仏教学の起源 | 大西 薫 | |
「還浄」の論義における解釈技法の問題 | 沖 和史 | |
チベット僧院での仏教研究法 ―問答学習の特徴と効果について― | 小野田 俊蔵 | |
Lo tsā ba(翻訳者)Vairocanarakṣita ―skad gsar bcad(語改定)以前の翻訳の特徴― | 齋藤 直樹 | |
批判仏教の批判的考察 ―方法論を中心にして― | 松本 史朗 | |
シンハラ社会における宗教文化 | 神谷 信明 | |
Vyaṅgyavyañjaka ―フルテキスト・データベース類使用による仏教思想研究― | 神子上 惠生 | |
思想史における非連続と連続 ―『発智論』・『大毘婆沙論』所出の異部宗― | 佐野 靖夫 | |
ブッダは輪廻思想を認めたのか | 望月 海慧 | |
『阿閦仏国経』チベット語訳資料について | 佐藤 直実 | |
仏教研究一、二の問題 ―漢訳仏典の訳語研究の問題を通して― | 畝部 俊英 | |
仏教研究の方法論 ―基盤構築のための基本的認識と着眼点― | 阿 理生 |
書誌情報
書誌名 | 平成十二(2000)年度 日本佛敎學會年報 第六十六號 仏教をいかに学ぶか ―仏教研究の方法論的反省― |
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発行 | 平成十三(2001)年05月25日 |
印刷 | 平成十三(2001)年05月20日 |
編集兼発行者 | 小川一乗 京都市北区小山上総町 大谷大学内 |
印刷者 | 井上一 京都市中京区東洞院通三条上ル |
発行所 | 日本佛教学会西部事務所 〒603-8143 京都市北区小山上総町 大谷大学内 |
著作権 | © 2001. |
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