平成十三(2001)年度 日本佛敎學會年報 第六十七號
仏教信仰の種々相
本号掲載の論文は、すべて平成十三(2001)年10月06・07日の両日、身延山大学を会場として開催された本学会の学術大会において発表されたものである。本号の編集事務は大谷大学において行なった。
論文
題目 | 著者 | |
---|---|---|
仏陀は「信仰」をどのように見たのか ―『沙門果経』を中心にして― | 島 義厚 | |
李朝仏教の一断面 ―文定王后と普雨― | 中島 志郎 | |
法華懺法の次第意図と現代的意義 | 吉田 実盛 | |
御宝号念誦の始原 | 武内 孝善 | |
西山流「五重相伝」の教義的特色 | 大塚 靈雲 | |
悪人と信心 ―賢者の信と愚禿が心― | 栗原 広海 | |
真宗信心の特色 | 山田 行雄 | |
天文法難の一考察 | 冠 賢一 | |
高座説教に見られる日蓮神話 | 中條 曉秀 | |
果分の信 ―日本仏教思想の特質― | 田村 晃祐 | |
大乗浄土教の精華 ―妙好人― | 本多 静芳 | |
本山護持の民間講 ―真宗信仰の一側面― | 木場 明志 | |
楊仁山の真宗批判 | 中村 薫 | |
近世における身延山信仰の形成過程 ―久遠寺の霊場化をめぐって― | 望月 真澄 | |
観経変の成立をめぐって ―トヨク石窟・小南海石窟・敦煌初唐窟― | 宮治 昭 | |
二間観音と天照大神 | 伊藤 聡 | |
仏具「三具足」をめぐって | 奈良 弘元 | |
戦後の名古屋の仏教信仰 ―寺院と墓地との分離― | 川口 高風 | |
仏教信仰から仏教的感性へ | 岡田 行弘 | |
ビハーラ病棟での実践に基づく理論構築に向けての第一歩 | 谷山 洋三 | |
現代インドネシアの仏教信仰 | 木村 文輝 | |
「語り物」の視点から見た法華経 | 河野 亮仙 | |
チベット仏教に見る信仰表現 ―五体投地巡礼を例として― | 芳村 博実 | |
マドヴァ救済理論における信仰について ―śraddhāとbhaktiをめぐって― | 池邊 宏昭 | |
ヴァイシャーリー疫病譚における傘蓋供養 | 松田 祐子 | |
『入菩提行論』における自他平等の思想 ―精進章の構成について― | 石田 智宏 | |
Amoghapāśakalparājaにおける出世間儀軌の信仰形態について | 大塚 伸夫 | |
初期唯識派の三性説の一考察 ヴァスバンドゥの三性説(二) | 川口 輝夫 | |
瑜伽行派における信仰について ―『顕揚聖教論』「成瑜伽品第九」を中心に― | 早島 理 | |
ジュニャーナガルバの中観学説の伝承とダルマキールティ ―信仰形態としての<空と二諦説>の伝承― | 森山 清徹 | |
信仰に対する有部の立場について | 池田 練太郎 | |
『十地経』における「大悲」(mahākaruṇā)について | 室寺 義仁 | |
パーリ語経典韻文中の「信仰」について | 橋本 哲夫 |
書誌情報
書誌名 | 平成十三(2001)年度 日本佛敎學會年報 第六十七號 仏教信仰の種々相 |
---|---|
発行 | 平成十四(2002)年05月25日 |
印刷 | 平成十四(2002)年05月20日 |
編集兼発行者 | 小川一乗 京都市北区小山上総町大谷大学内 |
印刷者 | 井上一 京都市中京区東洞院通三条上ル |
発行所 | 日本佛教学会西部事務所 〒603-8143 京都市北区小山上総町大谷大学内 |
著作権 | © 2002 The Nippon Buddhist Research Association. |
ISSN | 0910-3287 |
複写される方へ
本誌に掲載された著作物を複写したい方で、(社)日本複写権センターと包括複写許諾契約を締結されている企業の従業員以外の方は、著作権者から複写権等の行使の委託を受けている下記の団体から許諾を受けて下さい。著作物の転載・翻訳のような複写以外の許諾は、直接日本佛教学会へご連絡下さい。
〒107-0052 東京都港区赤坂9-6-41 乃木坂ビル 学術著作権協会
TEL:03-3475-5618 FAX:03-3475-5619
E-mail:kammori@msh.biglobe.ne.jp
アメリカ合衆国における複写については、次に連絡して下さい。
Copyright Clearance Center, Inc
222 Rosewood Drive, Danvers, MA 01923 USA
Phone:(978)750-8400 FAX:(978)750-4744 www.copyright.com