平成十八(2006)年度 日本佛敎學會年報 第七十二號
慈悲
本号掲載の論文は、すべて平成十八(2006)年09月07・08日の両日、愛知学院大学を会場として開催された本学会の学術大会において発表されたものである。本号の編集事務は花園大学において行なった。
論文
題目 | 著者 | |
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悲とマンダラ | 立川 武蔵 | |
大般泥洹経・楞伽宝経の「慈心不食肉」 | 常盤 義伸 | |
「入法界品」における慈悲と善知識 | 一色 順心 | |
四無量心と廻向 | 島 義厚 | |
中国における地蔵菩薩のはたらき | 阿川 正貫 | |
アジアにおける慈悲の精神 ―『法華経』の成立過程とその影響を中心に― | 則武 海源 | |
伝教大師の慈悲行 | 伊藤 進傳 | |
『釈摩訶衍論』における慈悲について ―無明海に入りて随縁動転す― | 早川 道雄 | |
慈悲の儀礼 ―『慈悲水懺法』について― | 坂本 道生 | |
大悲の誓願 ―法然上人の場合― | 岸 一英 | |
證空における慈悲について | 中西 随功 | |
忍性律師の慈善事業観 | 前谷 彰(恵紹) | |
仏教儀礼にみる慈悲 ―曹洞宗における葬送儀礼の一考察― | 佐藤 悦成 | |
日本曹洞宗における慈悲観の一側面 ―近世における『正法眼蔵』受容の背景として― | 岩永 正晴 | |
慈悲の心と実践 ―元暁と親鸞に学ぶ― | 藤 能成 | |
「常行大悲の益」の今日的意義 | 徳永 道雄 | |
親鸞の慈悲観 | 藤嶽 明信 | |
親鸞における「大悲」の意義 | 殿内 恒 | |
日蓮における慈悲の実践 | 庵谷 行亨 | |
近代日本の日蓮信仰にみる慈悲 | 三輪 是法 | |
「慙愧」としての社会的実践 ―『歎異抄』第四章における親鸞の慈悲観から学ぶ― | 尾畑 文正 | |
白衣派聖典における慈悲の諸相 | 河﨑 豊 | |
『賢愚経』における慈悲 | 三宅 徹誠 | |
慈悲と論証 | 小林 久泰 | |
如来蔵思想と慈悲 | 鈴木 隆泰 | |
唯識派に於ける四攝事 ―大乗荘厳経論第XVI章を中心に― | 若原 雄昭 | |
ヨーガ派における慈・悲・喜・捨の修習と四無量 | 遠藤 康 | |
後期インド密教における悲愍の一側面 ―<完全なる悲愍>を巡って― | 桜井 宗信 | |
四種眼の一考察 | 金本 拓士 | |
慈悲としての神通・神変 ―有部系説話文献の用例を中心に― | 平岡 聡 | |
環境倫理と慈悲の問題点 | 源 重浩 | |
デーヴェーンドラブッディによる悲愍増長の論証(上) | 岩田 孝 | |
釈尊を慕う仏弟子たちの言葉 ―慈悲― | 藤村 隆淳 | |
四梵住 ―仏の無量心― | 片山 一良 | |
ダルマキールティの大悲論 ―論じ残されたことども― | 木村 俊彦 |
書誌情報
書誌名 | 平成十八(2006)年度 日本佛敎學會年報 第七十二號 慈悲 |
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発行 | 平成十九(2007)年05月25日 |
印刷 | 平成十九(2007)年05月20日 |
編集兼発行者 | 中尾良信 京都市中京区西ノ京壺ノ内町8-1 花園大学国際禅学科内 |
印刷者 | 井上一 京都市中京区東洞院通三条上ル |
発行所 | 日本佛教学会西部事務所 〒604-8456 京都市中京区西ノ京壺ノ内町8-1 花園大学国際禅学科内 |
著作権 | © 2007 The Nippon Buddhist Research Association. |
ISSN | 0910-3287 |
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