平成十六(2004)年度 日本佛敎學會年報 第七十號
仏教における祈りの問題
本号掲載の論文は、すべて平成十六(2004)年09月17・18日の両日、龍谷大学を会場として開催された本学会の学術大会において発表されたものである。本号の編集事務は龍谷大学において行なった。
論文
題目 | 著者 | |
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懺悔と祈り | 島 義德 | |
男女の愛を模した神への祈り ―タミル・バクティの場合― | 高橋 孝信 | |
華厳の礼懺 ―行願思想を中心に― | 吉田 剛 | |
玄奘の弥勒信仰について | 吉村 誠 | |
民衆の願いとその求め方について | 釋 真弥 | |
空海のさとりと大師信仰 | 静 慈圓 | |
表白文における祈り | 桃尾 幸順 | |
千観の祈り | ロバート・F・ローズ | |
法然上人における祈りについて ―特に現世利益をめぐって― | 林田 康順 | |
江戸期浄土宗における「国家への祈り」 | 安達 俊英 | |
道元禅師の禅思想と祈り | 佐藤 悦成 | |
瑩山における祈り ―『洞谷記』を中心として― | 河合 泰弘 | |
祈りから念仏へ | 日野 紹運 | |
無量寿経の伝統における「願生」の探求 ―「浄土真宗における祈り」を考察するための基礎的作業― | 加来 雄之 | |
真宗から見た祈り | 普賢 保之 | |
親鸞の祈りと他力の信について | 中山 彰信 | |
近代日本の日蓮信仰にみる祈り ―牧口常三郎の場合― | 三輪 是法 | |
民俗仏教にみる「死者」への祈り ―遺影を手がかりに― | 鈴木 岩弓 | |
祈りの内実 ―如来の祈りと衆生の祈り― | 新井 俊一 | |
「いのり」に関する親鸞の用例 | 沖 和史 | |
ツォンカパと祈り | 木村 誠司 | |
観念に基づいた普遍実在説に対するシャーンタラクシタの批判 | 野武 美弥子 | |
中期密教における真言について ―『金剛手潅頂タントラ』を中心として― | 元山 公寿 | |
称名 ―念仏と関連して― | 秋本 勝 | |
阿閦仏信仰の諸相 | 佐藤 直実 | |
菩薩道における仏との交渉 ―祈/念/願/信のもつ意味― | 能仁 正顕 | |
菩薩になる条件と祈願 ―南伝と北伝の比較― | 勝本 華蓮 | |
インド仏教における信仰と願い ―śraddhā, preman, chandaを中心として― | 楠本 信道 | |
有部論書における三帰依と五戒 | 福田 琢 | |
アビダルマにおける四念処 ―「念処とは何か」をめぐる部派の解釈― | 林寺 正俊 | |
パーリ語経典韻文における『祈り』について | 橋本 哲夫 | |
upa-√āsに祈りの概念を読みとれるか | 前谷 彰(恵紹) | |
仏教サンガをとりまく祈りの原風景 ―その諸問題― | 阿 理生 |
書誌情報
書誌名 | 平成十六(2004)年度 日本佛敎學會年報 第七十號 仏教における祈りの問題 |
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発行 | 平成十七(2005)年09月25日 |
印刷 | 平成十七(2005)年09月20日 |
編集兼発行者 | 龍口明生 京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1 龍谷大学仏教文化研究所内 |
印刷者 | 井上一 京都市中京区東洞院通三条上ル |
発行所 | 日本佛教学会西部事務所 〒600-8268 京都市下京区七条通大宮東入大工町 125-1龍谷大学仏教文化研究所内 |
著作権 | © 2005 The Nippon Buddhist Research Association. |
ISSN | 0910-3287 |
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