平成十七(2005)年度 日本佛敎學會年報 第七十一號
仏教の霊魂観
本号掲載の論文は、すべて平成十七(2005)年09月03・04日の両日、駒澤大学を会場として開催された本学会の学術大会において発表されたものである。本号の編集事務は龍谷大学において行なった。
論文
題目 | 著者 | |
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仏教の霊魂観 ―縁起・輪廻の主体・往生の主体をめぐって― | 村石 恵照 | |
魂のゆくえ | 谷川 泰教 | |
漢訳仏典における霊魂不滅説 ―『那先比丘経』との対比において― | 伊藤 隆壽 | |
鳩摩羅什の神滅論 | 河野 訓 | |
『続高僧伝』に記される「往生」 | 淸田 寂天 | |
霊魂と「タマシイ」の間 ―仏教の霊魂観はどう批判されたか― | 門屋 温 | |
空海の霊魂観 ―救済と供養の思想― | 村上 保壽 | |
存在のあり方を決定するもの ―法華経力の一断面― | 間宮 啓壬 | |
霊魂観への視座 ―天台僧侶としての見方― | 渡辺 明照 | |
道元禅師の霊魂観 ―「霊性」批判と忌辰「上堂」との間― | 吉田 道興 | |
曹洞宗の葬儀と霊魂観 | 中尾 良信 | |
曹洞宗における葬祭と教化をめぐる一考察 ―霊魂観を中心として― | 佐々木 俊道 | |
仏教における霊魂についての一考察 ―西山證空浄土教を中心として― | 髙城 宏明 | |
日蓮檀越南条氏一族の死をめぐって | 松村 壽巖 | |
親鸞における霊魂観 | 小妻 典文 | |
浄土真宗における往生の主体 | 紅楳 英顕 | |
浄土真宗の霊魂観 ―浄土往生の意義をめぐって― | 深川 宣暢 | |
真宗の霊魂観 | 清基 秀紀 | |
清沢満之における「霊魂」 | 田村 晃徳 | |
三遊亭圓朝の霊魂観 | 野口 圭也 | |
東西霊性交流における禅の霊魂観 | 安永 祖堂 | |
シヴァ教再認識派の知我不異論と仏教無我論批判 | 川尻 洋平 | |
修道論におけるcaitanyaとjīva | 浅野 玄誠 | |
世親のアートマン批判 | 兵藤 一夫 | |
『賢愚経』における霊的精神 | 三谷 真澄 | |
アビダルマ仏教における霊魂の存在について | 齋藤 滋 | |
sattaはどこから来てどこへ行くのか ―パーリ仏教における主体の問題― | 林 隆嗣 | |
ジャイナ教における霊魂と解脱 ―特に多面説の立場から― | 原田 泰教 | |
スッタ・ニパータにおけるdhammaの意味 | 中谷 英明 | |
初期仏教におけるアートマン観の一側面 | 畑 昌利 |
書誌情報
書誌名 | 平成十七(2005)年度 日本佛敎學會年報 第七十一號 仏教の霊魂観 |
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発行 | 平成十八(2006)年05月25日 |
印刷 | 平成十八(2006)年05月20日 |
編集兼発行者 | 龍口明生 京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1 龍谷大学仏教文化研究所内 |
印刷者 | 井上一 京都市中京区東洞院通三条上ル |
発行所 | 日本佛教学会西部事務所 〒600-8268 京都市下京区七条通大宮東入大工町 125-1龍谷大学仏教文化研究所内 |
著作権 | © 2006 The Nippon Buddhist Research Association. |
ISSN | 0910-3287 |
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